妊視線は妊婦さんの50%以上の方にできるもの

妊娠線とは、赤ちゃんの成長によって張るお腹の皮膚が断裂して発生する線のこと。


そんな妊娠線について、妊娠線5分講座では出産を経験したママさん100人に妊娠線に関わるアンケートを行いました。

※2016年11月実施アンケート

このアンケートから読み取れるのは、

  • 妊婦さんの90%以上の方が妊娠線の予防をしていること。
  • 妊娠線予防をしても妊娠線ができてしまう人がいること。
  • 妊娠線ができたとしても、妊娠線予防をしていてよかったと思う方が多いこと。

の3点です。

妊娠線は妊婦さんの2人に1人以上(50%以上)の方にできてしまうもの。

妊娠線5分講座では、「妊娠線ができる原因・メカニズム」から「妊娠線の予防方法」や「妊娠線を消す方法」まで。
妊娠線に関わる全てのトピックについて紹介をしていきます。

妊娠線ってなに?妊娠線の正体と発生のメカニズム


妊娠線はお腹がふくらむことで発生する皮膚の割れ目です。そんな妊娠線が発生するまでには3つの段階があります。

  1. お肌の状態が悪くなる
  2. 肌の内部が割れる
  3. 肌の表面が割れる
この3つの段階を経て妊娠線は目に見える症状として現れてきます。

お肌の内部断裂が妊娠線発生の原因!


お肌の表面に症状が現れてはじめて認識することになる妊娠線ですが、発生の根源は肌の内部にあります。

妊娠線の発生箇所は、お肌の内部にある『真皮』という部位。真皮はお肌を「表皮」「真皮」「皮下脂肪」の3つの階層に分けたときの2階層目にあたる部位で、お肌の弾力やハリを保つ役割をする層となっています。


なぜ真皮から妊娠線が発生するのかと言うと、真皮には伸縮性がないから。
お肌の表面にある表皮よりも伸縮性の弱い真皮は、お腹のふくらみに耐え切れず真っ先に断裂を起こしてしまうのです。

内部断裂が表皮にまで達する原因は?


内部断裂が真皮から表皮に派生するのは、肌の土台である真皮が断裂し、表皮だけで肌をささえることができなくなるからです。真皮が裂けてしまったお肌は地割れを起こした地面と同じといっても過言ではありません。


地割れが起きた地面に建設されている建物が2つに分かれてしまうように、真皮(地面)の上にある表皮(建設物)は割れた真皮に引っ張られ断裂を起こします。その結果、薄皮1枚だけをのこして、妊娠線の症状が外から見ても分かるくらいになってしまうのです。


肉割れ・ストレッチマークと呼ばれる症状がありますが、これらは妊娠線と同じもの(発生の仕方も同じ)です。妊娠中や出産時、出産直後にできる肉割れのことを妊娠線といいます。

妊娠線の症状|線が赤かったり白かったりするのは何で?


できたばかりの妊娠線は赤黒い線として身体に浮き上がります。これは、断裂した部分で内出血が起こっているからです。


しかし、妊娠線の写真には白っぽい銀色のような色をしている妊娠線もありますよね。これは、断裂部の出血が治まり、妊娠線の修復がある程度完了したことを意味します。白っぽくなるのは真皮の裂けた部分に新しく白い細胞が作られたからです。


−ちょこっとアドバイス−

できたばかりの赤黒い妊娠線のことを「新妊娠線」。
白くなった妊娠線のことを「旧妊娠線」といいます。

旧妊娠線は時間が経つと消える場合もありますが、時間が経っても消えない場合は消すのが大変になってしまいます。

これがおすすめ!妊娠線の予防とケアをするなら


妊娠線予防と妊娠線のケア。予防方法と消す方法って実は同じなんです。でも、実際に妊娠線を目の前にしてしまうと、予防に使ってたクリームやオイルでは効果がないんじゃ。。。
なんて思ってしまいますよね。でも大丈夫。ここからは妊娠線予防と妊娠線を消すケアについてまとめました。

妊娠線予防におすすめな方法は?


妊娠線予防で欠かせないのは乾燥を防ぐこと。でも、単純に保湿をしてればよいというものではありません。妊娠線は肌が弱ってしまうために発生してしまうものなので、乾燥対策だけをしているだけでは万全とはいえないのです。

そんな妊娠線予防のために行いたいケアは体に肌に栄養をめぐらせるケア。

簡単に言うと
・スキンケア
・バランスのとれた適切な量の食事
・適度な運動
この3つをしっかりしていれば妊娠線ができる可能性をぐっと下げることができます。

妊娠線予防のためのスキンケア


妊娠線を作らないためには、妊娠中の弱ったお肌の調子を元気にし、お肌が健康でいられるように栄養を送ることが大切です。

しかし、食事のバランスを整えて栄養素をしっかり補給することは簡単なことではありません。なので、妊娠線を予防するためには妊娠線クリームなどを使い、体の外からお肌の調子を整える栄養を送ってあげるのがおすすめです。

また、妊娠中はお肌が乾燥しがち。乾燥したお肌に高い保湿効果を与えながら栄養補給できる妊娠線クリームを使ったスキンケアが妊娠線予防には効果的です。

妊娠線クリームについてはこちら

妊娠線予防のための食事


ビタミン・ミネラル・たんぱく質etc...
肌を作るのも栄養素の補給が欠かせません。でも妊娠をしていると食事で補給した栄養素の多くは赤ちゃんに吸収されてしまいます。

また、妊娠による食の好みの変化や好き嫌い、暴飲暴食などでお肌に必要な栄養素を補給できなければさらに肌が弱っていき、妊娠線ができやすくなってしまいます。

栄養が回らない弱ったお肌は妊娠線ができるリスクを上げる原因になります。できるだけ栄養バランスのとれた適切な食事を取ることで妊娠線のできにくい肌を作るようにしましょう。

妊娠線予防のための運動


運動は代謝機能を上げて肌の健康を保つのに重要な役割を果たします。代謝は体に不必要な老廃物を外に出す機能のこと。運動をして代謝機能を上げることで古い角質を排出し、新しい健康な肌を生み出すのを促進する効果が期待できるのです。

代謝機能が落ちてめぐりの悪い状態が続くと、肌に栄養がいき辛くなり肌を弱めてしまう原因になり、妊娠線発生のリスクを高めてしまいます。

適度な運動で代謝をアップさせ、古い角質などの老廃物を体に溜め込まないようにすることが妊娠線予防には欠かせません。マタニティライフを健康に過ごすためにも、代謝を高めるためにも、体を動かすことを忘れないようにしましょう。

妊娠線予防の詳しい方法についてはこちら

妊娠線を消すには


妊娠線を消すには、妊娠線予防と同じケアを続けることが大切です。

妊娠線ができた部位には瘢痕組織(はんこんそしき)という白い細胞が作られ、白い妊娠線(旧妊娠線)として症状が残ります。この白い細胞を表皮で覆い隠すことができたら妊娠線を隠すことができ、表面を見たときには妊娠線が消えたように見せることができるのです。


産後の妊娠線早く消すためには「食事による栄養補給」、「妊娠線クリームによるスキンケア」、「産褥体操」をしっかりと行い、お肌の再生を促してあげてください。そうすることで表皮の再生を促すことができ、早い段階で妊娠線を消すことが期待できます。

しかし、産後は赤ちゃんのお世話をしなければいけないので、妊娠線を消すためになかなか時間をとることができませんよね。そんなときは、妊娠線クリームによるケアだけは忘れずに行うようにしてください。妊娠線クリームは産後にも使い続けることで妊娠線を消す効果が期待できるんですよ。

妊娠線を消すクリームについてはこちらをチェック!

妊娠線ができる人とできない人の差はなに?


妊娠線ができる人とできない人の差は
・体質の差
・予防をしていたかの差
の2つが挙げられます。

体質の差は遺伝や成長過程にあるのでどうしようもありません。しかし、妊娠線予防を怠らなかったどうかは努力次第で差がつきます

妊娠線予防の努力はクリームやオイルを使ったかどうかではありません。体重管理や栄養管理、代謝アップの努力など様々なことが挙げられます。そのため、クリームやオイルのみを使っていても、実はちゃんと予防できてていないうこともありえるのです。妊娠線のできやすさ、できにくさに関わらず、妊娠中ママのおなかは例外なく妊娠線ができやすい状態になってしまいます。

努力で差がつく妊娠線のできやすさについてここからは紹介していきます。

妊娠中はホルモンバランスの変化によって妊娠線ができやすくなる


妊娠中はホルモンバランスの変化によって肉割れしやすい状況ができあがっています。
妊娠線ができやすい肌とは
・水分がない
・弾力がない
・伸縮性に欠ける
といったお肌。
これらの状況を招くのが妊娠中に多く分泌される「コルチコステロイド」というステロイドホルモンと「プロゲステロン」という黄体ホルモンです。

コルチコステロイドには線維芽細胞という肌の弾力を生み出す細胞の働きを抑制させる作用があるため、妊娠中の肌の弾力を著しく低下させる原因に。そして、黄体ホルモンは肌の水分量やコラーゲン含有量を増やしてくれるエストロゲンの働きを抑える効果があり、エストロゲンの効果がうまく発揮されないことで肌の乾燥を招いてしまいます。

水分をしっかりと保ち、お肌のターンオーバーが正常に行われているお肌が妊娠線のできにくいお肌。保湿力と弾力の低下した妊娠中のお肌は妊娠線ができやすい状態だと言えるのです。

−ちょこっとアドバイス−
妊娠中のママのお肌はケアをしてあげないと妊娠線のできやすいお肌になります。
妊娠線クリームを使用したケアや、栄養バランスの整った食事で妊娠線のできにくいお肌を作るように意識しましょう。

妊娠線ができやすい人とできにくい人について具体的な例を見たい方はこちら

妊娠線はケアをすることで消すことも予防することもできます


ホルモンバランスの乱れによって妊娠線ができやすくなった肌は妊娠線予防を行うことで妊娠線発生のリスクを軽減することが可能です。また、適切なケアをすることによって妊娠線を消すことも可能になります。

妊娠線ができにくい肌というのは伸縮性があり、急激に肌が伸びることのないお肌のこと。なので、予防の際にはクリームやオイルによって肌の乾燥を防ぎ、肌の弾力性を保つ線維芽細胞の働きを助けてあげることがとても大切になります。

でも、線維芽細胞はどうやってケアをしたらいいのか分からない!思いませんでしたか?
妊娠線クリームには線維芽細胞にも働きかけるものが存在します。なので、妊娠線予防は専用の妊娠線クリームを使用して線維芽細胞をサポートすることがおすすめです。

そして、妊娠線を消すのにも妊娠線予防と同じケアを行うことがとても重要な鍵を握っています。妊娠線予防で行うケアは表皮の再生を促すケアでもあります。予防時と同じケアをしてあげることで、早期に妊娠線を消す効果が期待できるのです。

線維芽細胞の働きが弱まる原因に栄養不足や睡眠不足などの生活習慣の乱れがあります。「栄養バランスのとれた食事」「質の良い睡眠」「適度な運動」をすることで肌を健康的に働かせることが可能です。

肌を健康に保つことが妊娠線のできにくい肌を作るのにも、妊娠線を消すのにも有効なんですよ。

赤ちゃんが元気に育つ生活と妊娠線を作らない肌を作る生活はリンクしています。健康的な生活を送って、妊娠線を作らない肌を作っていってくださいね。

妊娠線のQ&A

妊娠線について初めて妊娠を経験するプレママや、第2子・第3子出産予定の方から沢山の疑問を聞きます。ここでは、妊娠線に関する疑問をQ&A方式でお答えしていきます。
あなたの妊娠線に対する疑問の答えがきっと見つかるはずです。

妊娠線予防に対するQ&A

ここでは妊娠線予防に関するQ&Aを紹介していきます。

妊娠線は予防することができるんですか?
はい。できます。
妊娠線はお肌が裂けてできるもの。人により状況が変わるので100%とは言えませんが、妊娠線の発生リスクを抑えることは可能です。妊娠線予防をした人としない人では妊娠線の発生率も変わりますし、妊娠線ができたとしても何もしなかった人より症状を抑えることができます。
妊娠線予防は妊娠線クリームの方がいいんですか?
妊娠線5分講座では妊娠線予防には妊娠線クリームを使用をおすすめしています。
妊娠線予防には「保湿さえしていれば良い。」「オイルが良い。」など、いくつかの説があります。しかし、妊娠線を保湿だけで防げるなら誰も苦労はしません。たしかに保湿は大切な要素のひとつですが、妊娠線クリームで「お肌の水分補給」「美容成分を補給」したほうが妊娠線予防の効果が高いといえます。
妊娠線ができないようにするには何が大切ですか?
体重管理です。
妊娠線を作らないためには、妊娠線発生の原因を1つ1つなくすことが大切です。その中で最も大切なことが体重管理。
体重が増えると体の面積が大きくなります。赤ちゃんの成長に伴ってあなたの面積が広がってしまうのに、脂肪によってお肌がさらに引っ張られてしまうとどうなるでしょう?
理想の体重増加の目安はプラス8キロに抑えること。赤ちゃんの成長に影響を与えてしまう可能性があるので無理な体重管理は良くありませんが、妊娠線を防ぐには体重増加を多くとも10キロに抑えることを意識しましょう。
腹帯が妊娠線予防に良いというのは本当ですか?
はい。本当です。
腹帯はお腹を冷やさないためや骨盤が開きすぎないため、お腹の中の赤ちゃんを支えるためなどを目的に使用するものです。しかしこの腹帯、お腹を支えるという点で妊娠線予防のサポートの役割もしてくれます。
主に期待できる効果は、保湿をした後に乾燥しないようカバーをしてくれる役割と、お腹が重力によって引っ張られるのを防いでくれる役割です。
お腹が重力から守られることでお肌が下に引っ張られるのを防いでくれます。腹帯をすることによってお腹の妊娠線はもちろん、予想外にできてしまう胸や二の腕の妊娠線予防にも役立ちます。
※乾燥はすでに理解があるはずなので説明を省きます。

腹帯の妊娠線に対する効果についてはこちら

できた妊娠線に対するQ&A

ここでは、できた妊娠線のケアについて紹介をしていきます。

妊娠線を消すことはできますか?
はい。できます。
しかし、妊娠線ができたということをなくすことはできません。
妊娠線はお肌の奥にある真皮が裂けてしまうことで発生します。お肌の表面にある表皮は再生して元通りになりますが、真皮は元通りに再生することがないからです。
それでも、表皮が完全に再生することで真皮の傷跡を隠すことができるため、表面上は妊娠線が消えたように見えなくすることができるのです。
お腹の真ん中に縦に黒いような茶色いような線が入りました。これは妊娠線ですか?
いいえ。違います。
黒っぽいような茶色っぽいような線がお腹の真ん中に立てに1本入っているなら、それは高い確率で正中線でしょう。
正中線は私たちの体の真ん中にある線のことで、私たちがお母さんのお腹にいた頃に細胞分裂をした名残といわれています。普段の状態でも見えない状態で線が入っているのですが、妊娠をすることで正中線にメラニン色素が溜まりやすくなってしまいます。
メラニン色素が目に見えるくらいに溜まったところで現れる黒っぽいような茶色いような線は、出産を終えると自然となくなっていきます。妊娠線とは別のものなので安心してください。